不妊治療~普通の婦人科と不妊専門病院の違いとは~

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不妊治療~普通の婦人科と不妊専門病院の違いとは~

不妊症の方は初めどの病院に行けばよいか分からずネットでリサーチしてみるものの、自分の状態も分からないため最初の一歩をなかなか踏み出せない方も多いため今回は

「妊活を始めるステップ

について説明します

まず自身の子宮や卵巣の状態を把握するためにオススメなのが

「ブライダルチェック

です。こちらは結婚前や結婚直後でまだタイミングもあまり試していない時期に

「妊娠できる状態かどうか」

を調べる自費の検査になり、女性は

・月経周期などの問診チェック

・血液検査(ホルモン値・風疹抗体・感染症チェック)

・超音波検査(卵巣や子宮の病気が無いか)

・子宮頸がん検査

などの項目を調べます

男性の場合は・・・

・精液検査

・風疹抗体

・感染症検査(梅毒やクラミジアなど)

を受けることができ、こちらのブライダルチェックは一般の婦人科さんでも不妊専門病院でも実施されています

ご夫婦共に問題が無ければタイミングをスタートする事ができますが、もし子宮筋腫や子宮内膜症などの異常が見つかればそのまま不妊治療に進む場合もあります。

次のステップとして、新婚ではなく結婚から数年経過し1年以上タイミングを続けても妊娠が難しい場合は

「一般不妊検査」というもう少し深い検査を受ける事をおすすめします

(40歳以上のご夫婦の場合、結婚してすぐに受診する方が多いです

こちらは、上記検査に加えて

・卵管通水検査もしくは卵管造影検査

・フーナーテスト(性交後試験)

・頸管粘液検査

・抗精子抗体

・周期ごとの血中ホルモン値測定

などを調べます。また、超音波などでポリープなどが確認された場合は子宮鏡検査などを行う場合もあります。

ちなみにこれらの項目は一般的な婦人科では実施している病院が少ないため、不妊専門病院に通院する事がほとんどです。

「不妊専門病院」と呼ばれる病院は特徴として

・充実した検査

・体外受精や顕微授精に対応している

・保険適応外の自費検査(ERA・EMMA・ALICEなど)も実施

という特徴があり、一般の婦人科さんは検査項目も少なく不妊治療ではタイミングと人工授精までしか対応していない病院が多く、体外受精などステップアップ希望の場合は紹介状にて転院を勧められる医院さんがほとんどです。

また、不妊専門病院の特徴としては定期的に

「体外受精・顕微授精など高度生殖医療についての説明会」

を開催してくださる病院が多く、不妊治療に不安を抱えているご夫婦にとっては安心してステップアップできる環境づくりをサポートしています。

まとめると、ご自身がどの段階か分からないという方は・・・

・結婚して間もない新婚ご夫婦=ブライダルチェック(一般の婦人科または不妊専門病院)

・結婚後タイミングを続けて数か月以上経過し、なかなか妊娠出来ないご夫婦=不妊専門病院

という流れがオススメです

私の個人的な見解ですが、一般の婦人科さんは産科も並行で診察されている医院さんが多いため

「妊婦さんを見るのがツラい」

という妊活の方は不妊専門病院へ通院された方がメンタル的にはいいかな?と思います

漢方相談の場合は妊活のどの段階でも対応しており、高度不妊治療の場合は移植に向けての妊娠力や良い受精卵を作るためのサポートも行っておりますのでお気軽にご相談くださいね

 

 

 

不妊治療~普通の婦人科と不妊専門病院の違いとは~