帯状疱疹(ヘルペスウィルス)と中医学(東洋医学)と漢方について

新着情報

帯状疱疹(ヘルペスウィルス)と中医学(東洋医学)と漢方について

冷えの影響か唇の口唇ヘルペスや顔や体に広がる帯状疱疹のご相談が増えていますので

漢方ではどのように捉えるのかをお伝えします

「ヘルペスは日和見感染」

子供の頃に水痘(水ぼうそう)を発症した経験がある方や身近で看病をした方などは体の中にウイルスが潜んでいる状態で

「疲れ」「ストレス」など免疫が低下すると胴体の部分に帯状に発生するのが「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」です。

また、持病がある方や高齢者も発症リスクが高まると言われています。

口唇ヘルペスは帯状疱疹とはウイルスの型が異なるのですが、発生する理由は同じく免疫の低下となります。

(アトピーさんが夏場の汗で皮膚炎が悪化し水泡ができる「カポジ水痘様発疹症」も単純ヘルペスの仲間です。)

そもそも「日和見感染(ひよりみかんせん)」というのは・・・

自分自身のからだ(宿主)が健康な状態では大人しくしていて、まったく活動することの無い菌やウイルス(病原体)たちが

宿主の免疫が低下した際に病原体としての勢いが強まり感染症症状を引き起こす事をいいます

健康な状態では自身の免疫力を使って毎日病原体を抑圧しているようなイメージです

発症の引き金となるのは・・・

・疲れ

・ストレス

・睡眠不足

・ケガや病気

・免疫抑制に働く薬剤

・老化

などが挙げられます。

最近のお客様でも、ストレスが引き金になり発症しかけたところに寒さと重なってしまい帯状疱疹が悪化してしまったというご相談もありました。

他のお客様でも

「疲れると必ずヘルペスが出るので健康のバロメーターみたいになっている」

とおっしゃっています

↑この方は体質改善に取り組んだところ、頻繁だった炎症が1年ほど完全に無くなりました

感染症が広がってしまった場合は対応として

皮膚炎の勢いを緩和する「清熱利湿」という治則を使いながら

病原体のウイルスの勢いを緩和するものを並行で使います。

また当店の場合ですが根本の原因である「免疫力」について

傾いた状態を整えるという点にもキノコ類のものを使いアプローチしますので

3~5種類の方剤を飲んでいただかなければいけないため味も含め結構飲みにくいかもしれないですが頑張って飲むと結果が違います。

また、ヘルペスの勢いが強く帯状疱疹の症状が酷くなってしまうと後遺症として

・神経痛

・しびれ

・皮膚のヒリヒリする違和感

が残ってしまう場合があります

そうなると免疫力では治しきれない場合も多く、漢方でも対症療法による方法となってしまいますので

なるべく初期のうちにしっかり診断して対応してください

また、「ヘルペスが1年に何度もに出てしまう」

という方は体質改善を強くオススメします

体質改善のサポートになるアイテムは漢方薬などの医薬品だけでなく健康食品など幅広いものからチョイスできますので

体力低下や疲労感などでお悩みの方は漢方での土台作りをぜひスタートしてみてくださいね

 

 

 

帯状疱疹(ヘルペスウィルス)と中医学(東洋医学)と漢方について